■遠藤が「そうだと思う」と首肯した質問

 その質問をしたのは、日本代表が前回のチュニジア戦時とはまったくといっていいほど別のチームになっており、チームの格もレベルも1つ上がったように感じたからである。

 遠藤の答えに対して率直にそのことを聞いてみると、「それは別に何か否定はしないというかそうだと思う」と話し、以下のように続けた。

「実際にこれだけ今、海外でやってる選手たちがA代表にいるっていうことは今まで多分なかったことだと思うので。そこは日本サッカーというか、個人個人の成長っていうのはすごく今までにない日本代表チームになっていると思う。そこはかなりポジティブというか、別に過信はしてなくてやることはまだ多いなという感じですけど、いいバランスでやれてると思います」

 ピッチ上の選手の“自信”を聞けたことで、その後、いくつかの質問を重ねる。その中の一つが、23年のチュニジア戦が、日本代表の立ち位置を測る一つの物差しになるのか、というもの。

 それに対し遠藤は、「どちらかというと、それは多分、前回のドイツ戦の方が今の自分たちの立ち位置を測るっていう意味ではすごく重要な試合だったのかなというふうに思うんです。そこで勝っているという意味でいうと、チュニジアもやっぱりいいチームではあるんですけど、自分たちが目指しているところからすると、しっかり勝たなきゃいけないっていうところなのかなと思います」

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