J1の京都サンガF.C.が12月10日、新卒選手の加入内定を発表した。選手本人にはもちろん、期待を高める珍しい発表方法にも、好感の声が広がっている。
京都は10日、尚志高校から来季、MF安齋悠人が加入することが内定したと発表した。福島県出身で、J3の福島ユナイテッドFCのU-15チームから同校へ進み、U-17から年代別の日本代表に選ばれ続けている逸材だ。
クラブは、「スピードを活かしたドリブル突破が特徴のプレイヤー」と選手としての安齋を紹介。安齋も「伝統あるクラブで自分のキャリアをスタートできることをとても光栄に思います」とコメントを寄せている。
左サイドから切れ込み、ファーサイドに巻いて収めるシュートには、見ている者から感嘆の声が漏れるほど。場所によっては水が浮く人工芝のグラウンドでも、ドリブルからは力強さが失われない。クラブが発表した特徴は、たしかに正しいと思える。
こうしたことが分かるのは、クラブのアイデアのおかげだ。京都が安齋加入内定のニュースを伝える際、SNSの投稿には安齋のプレー集を添付していたのだ。