今週末、サッカー天皇杯の決勝戦が行われる。舞台となる新国立競技場ではトロフィーを特別展示していたのだが、ファンはケースにも注目していた。
国立競技場は現在「国立競技場スタジアムツアー」を実施している。一般には開放されていないロッカールームやフィールドエリアを、ツアー客へ紹介している。その一環として12月4日から6日の期間限定で、天皇杯のトロフィーも展示された。
選手ロッカーの入り口付近には天皇杯のポスターや優勝チームの写真が飾られている。用意された専用ブースの中央で存在感を放っているのがトロフィーだ。菊の紋が中心に輝く杯のすぐ真下にはケースが置かれているが、それもまた鋭い雰囲気を放っている。見慣れた模様でデザインされたケースは、高級ブランド『ルイ・ヴィトン』が製作したものだ。
ルイ・ヴィトンのケースが天皇杯トロフィー用に利用されたのは2013年から。同社の日本支社が日本サッカー協会に贈呈したのがきっかけだという。ハンドメイドで作られた一点物の貴重品となっている。