■「どんな展開だろうが、苦しい展開だろうが、全員で最後は勝ち切る」

 今季、鬼木監督は「成長」という言葉を繰り返し用いて、ここまで選手の進化を促してきた。リーグ戦の結果こそ8位に終わったものの、序盤のなかなか結果がついてこなかった時期とは違い、現在は結果が伴うようになっている。

 そうした中で迎えるタイトルマッチには、「(現在も)あくまで成長過程」と話すが、「そういう意味で、ビッグマッチにおいて、そういう成長過程の選手たちが縮こまらずにやれるような環境を作りたい」と話す。

 そして、「しっかりとした結果を得られれば、選手たちの深い自信となって、また次のゲーム、もしくは来年に挑めると思いますので、どんな展開だろうが、苦しい展開だろうが、全員で最後は勝ち切る」と語気を強める。

(取材・文/中地拓也)

(後編へ続く)

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