元サッカー日本代表MF中村俊輔氏が、プロで初めて決めたヘディングゴールが話題になっている。
横浜F・マリノスでキャリアをスタートした中村氏は、イタリアやスコットランド、スペインと欧州を渡り歩いた。国外通じて多くのゴールを決めて来たレフティで、やはりフリーキックのイメージが強いだろう。その左足からのシュートは見られても、頭で決めるシーンは貴重かもしれない。そのためSNS上では中村氏のヘディングゴールが話題になっていた。
1997年は、中村氏の輝かしいサッカー人生が始まる年だ。8月に行われたベルマーレ平塚(湘南ベルマーレ)とのアウェイゲームで、当時の背番号25はヘディングゴールを決めている。
横浜FMの選手が相手ペナルティエリア内へボールと共に侵入。右から中へパスを出そうとするが、これは湘南のDFがブロック。さらにボールを外へクリアしようと試みる。しかしキックはミートせずボールはエリア内に残ったまま。それをすくい上げるようにしてクロスを送ったのが、当時の10番バルディ・ビエソ氏だ。
このボリビア人MFが蹴ったボールが、中村氏へ向かって行くと、その場でジャンプしてヘディングシュート。前に出て来た相手GKの横を抜いて、ゴールネットを揺らした。