2022年の今ごろ、サッカー日本代表はカタール・ワールドカップを戦っていた。あれから1年、大善戦したカタール大会から、サムライブルーはさらに大きく成長した。サッカージャーナリスト大住良之は、その最大の鍵のひとりが菅原由勢であったと考えている。
■欧州でも注目
すでにオランダで5シーズン目。リーグ戦だけで120試合近くに出場し、「背番号2 SUGAWARA」は、地元アルクマールのファンだけではなく、全オランダのファンに知られる存在となっている。「オランダリーグ・ナンバーワンの右サイドバック」という評価も定着し、近い将来にビッグリーグにステップアップすることは確実視されている。
現在、AZは欧州のクラブ大会のひとつである「UEFA欧州カンファレンスリーグ」に参加しているが、最近、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式動画ページ「UEFA.TV」は、この大会の紹介番組のなかで菅原をクローズアップし、かなりの時間のインタビューを公開している。23歳になったばかりの菅原だが、すでに欧州でも知られる存在になっているのである。