■メルボルンのPKゴールで流れが変わった
だが、試合はこのままでは終わらなかった。
VARが介入して、メルボルンにPKが与えられた。59分、これを、トルガイ・アルスランが決めて2-2。
さらにメルボルンは64分にマリン・ヤコリシュが当然と言った顔で甲府を突き放した。
熱くなった試合は何度か小競り合いも見られたが、面白い試合だった。
甲府もこのまま終わらなかった。
85分、宮崎純真が頭で歓喜のゴール。
3-3。
メルボルンには「今夜は引き分けでいい」という言う意思が感じられた。甲府はもちろん勝ちに行く姿勢だった。
90分が過ぎて、5分のロスタイム後、最後の笛を聞いた双方の選手たちは消耗していた。
甲府はノックアウト・ステージ進出の夢を最終節につないだ。