ホーム等々力で11月28日に行われたACL第5節、ジョホール・ダルル・ダクジム(JDT)戦で鬼木達監督が最初に切った交代カードは3枚だった。宮代大聖、遠野大弥とともにピッチに入った小林悠は、交代出場からわずか2分後の69分にチーム4点目のゴールを決める。
きっかけとなった遠野からのクロスについて「自分のほしいところにボールを上げてくれて」と振り返る小林は、これを頭で合わせるが、GKシハン・ハズミがスーパーセーブ。しかしセカンドボールに鋭く反応した小林がジャンピング・ボレーで蹴り込んでゴールとなった。
「ヘディングで決まったと思ったんですけど、ちょっとセーブされてしまって。でもしっかり体も反応しましたし、格好よく決められたんで良かったです」
そう話す小林は「ベンチから見てても畳み掛けられる自信もあったので。もう一回ギアを上げるために自分たちが投入されたと思います」と発言。狙い通りに結果を出した形となった。また「守備でも前から行くところだったり、そういう役割はしっかりできたかなと思います」とも胸を張った。
最終的に5−0で勝利し、無傷の5連勝でグループステージ首位通過。このことについては「本当に素晴らしい結果だと思いますし、みんながしっかり、いい準備をしてきたからこその、予選突破だと思うので。まだあと1試合ありますけど、しっかり全部勝っていけるように。みんなで一丸となってやりたいなと思います」とアウェイでの蔚山現代戦を見据えていた。