11月25日、ヴィッセル神戸がJ1優勝を成し遂げた。歓喜に沸くチームをドイツのブンデスリーガもSNS上で祝福している。
今年30周年を迎えたJリーグに新たな王者が誕生した。ヴィッセル神戸も発足から30年を迎える記念すべき年に悲願達成となった。
1995年に始動したクラブは練習初日に阪神淡路大震災を経験。その影響から運営会社の筆頭株主も撤退したことでスポンサー獲得に奔走するなど、苦難の始まりとなった。
J1に定着してからもタイトルと縁がなく、無冠の状態が続く。そんなチームの潮目が変わったのは2017年からだろうか。元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキを獲得し、翌年にはアンドレス・イニエスタが加入。“バルサ化”を掲げてチームの改革に着手した。
2019年には元スペイン代表ダビド・ビジャや山口蛍、酒井高徳らを獲得。天皇杯で優勝して念願のタイトルを手に入れた。すると、リーグ制覇を目指すチームに日本のビッグネームがさらに加わる。武藤嘉紀や大迫勇也だ。
以上のようにブンデスリーガで実績を残した多くの選手が、神戸に在籍している。そのため、ドイツのリーグも公式アカウントで「優勝おめでとうございます」など、祝福の投稿を行った。同時に4枚の写真も投稿されており、ドイツでプレーしていた大迫や武藤らの懐かしい姿が確認できる。