12月12日、川崎フロンターレが今年のラストゲームを戦う。韓国・蔚山市内でぶつかるのは、ACL第6戦としての蔚山戦。鬼木達監督が、この試合に込める特別な思いを語った。
プロクラブの宿命でもあるが、チームは毎年変わる。そのため、今季を最後に去る選手・スタッフもいる。この試合を前にした10日にチームは2人の契約満了選手を発表しており、その惜別の気持ちも胸に秘めながらの試合ともなる。
ACL第6戦を前にした11日に蔚山市内で会見を行った鬼木監督自身、「最後のACLであると同時にチームとしての最後の活動になりますので、とにかく6連勝で終わりたい」とし、「選手・スタッフが変わる前の最後のゲームですので、その思いを込めてぜひ勝ちたいと」と意気込む。
9日に天皇杯決勝を戦っており、しかも延長+PK戦というフィジカル的にもメンタル的にも難しい試合を終えてからの中2日という厳しい環境だが、「1年間の最後のゲームですので、とにかくチーム全員で強く勝利を求めたい。また、選手は本当に1年間頑張ってきましたので、個人個人の成長を出して、アピールしてもらって、それをチームの力にしてほしい。その力を最後に集結させることが自分の仕事」と話す。