パリ五輪世代のサッカーU-22日本代表が11月18日、U-22アルゼンチン代表と対戦して5―2で勝利した。“トドメの一発”を決めたのが、19歳の怪物ストライカー・福田師王だった。
鹿児島県の神村学園高校から今春にJリーグを経由せずにドイツのボルシアMGに入団した大型ストライカー。U−22代表初招集で迎えたこの日、ベンチスタートから後半41分でピッチへ。すると、わずか2分後の後半43分だった。
GK藤田和輝からのビルドアップ。ボランチの藤田譲瑠チマ下がってボールを受けて前を向くと、その瞬間に最前線にいた背番号24が相手DFから逃げるような動きを見せてボールを呼び込む。そこに絶妙のロングパスが送り込まれると、福田はそのまま前を向いてスピードに乗った状態でボールを受け、ファーストタッチでさらに加速。2タッチ目でペナルティエリアに侵入すると、3タッチ目の左足シュートで相手GKの股の間を抜いてゴールに流し込んだ。
今年の5月下旬からアルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップでは不完全燃焼に終わったが、飛び級で招集されたU-22の舞台では、出場わずか2分で結果を出した。