J1のサンフレッチェ広島が11月18日、トレーニング場の様子をSNSで公開した。11月の中国地方とは思えない光景に、驚きの声が上がった。
11月第3週のウィークエンド、Jリーグで開催されたのはJ3の試合だけだった。日本代表などの国際試合が行われる期間であるために1部リーグは中断となり、J2はレギュラーシーズンを終えて翌週のJ1昇格プレーオフを待っている状況だった。
それでも、J1のチームはトレーニングを続けていた。2023年シーズンも、残すところあと2試合。心残りのない準備が必要とされているのだ。
4位につけている広島も、午前中からトレーニングに励んだ。3位の浦和レッズとは勝点2差で、追ってくるチームを見ても7位のセレッソ大阪まで3ポイント差の接戦と、気の抜けない状況が続いているのだ。
18日のトレーニングは、広島の選手たちをあおり立てるかのようだった。厳しい状況に追い打ちをかけるようなコンディションが整ったのだ。
18日は、大陸方面から低気圧が近づき、西日本から北日本にかけては天候が荒れた。サンフレッチェが練習を行う安芸高田市サッカー公園でも、この季節としては驚きの光景が現実となった。
クラブがSNSで公開した動画は、広島県内ではないかのようだった。粒の大きな雪が強い風に舞い、グラウンドは少し白くなりつつある。背景の山は白くかすみ、まるで雪国のようだった。