J1の川崎フロンターレが、同じく地元・川崎を盛り上げるヒップホップグループとのコラボグッズの再販売を開始した。販売当初はすぐに完売したという人気商品の復活だ。
フロンターレは、川崎の街のイメージを大きく変えた存在として知られている。かつてはプロスポーツが根付かない地と思われていたが、見事に街の活性化とイメージアップを成し遂げた。
同様に、川崎への見方を変えた存在がある。ヒップホップグループの『BAD HOP』である。
かつて川崎市と言えば、有名なのは京浜工業地帯の一角ということであり、そのイメージが強かった。だが、その川崎南部の出身者を中心とした同グループは、ヒップホップで名を上げ、川崎への見方も変えさせた。
その「地元の英雄」同士がコラボし、今年10月20日のJ1第30節アビスパ福岡戦では、BAD HOPが来場し、始球式とハーフタイムショーを行っていた。メンバーのYellow Patoはフロンターレのアカデミーでプレーした経験があり、始球式も大いに盛り上がった。
その際には、コラボグッズも販売され、好評を博していた。特に、長袖のユニフォーム風TシャツはBAD HOPのメンバーが相談して、デザイン監修をしたという。ユニフォームのようにでありながらスポーツ的にしっかり着こなすのではなく、ヒップホップらしくゆったり着ることが推奨されるユニークなTシャツができあがっていた。