■易きに流れず
もちろん、タクシーを利用することもできます。東南アジアでは「グラブ(Grab)」も使えます。東南アジア旅行をしたことのある方はご存じでしょう。スマホのアプリを使って車を呼ぶシステムで、事前に料金も確定しますし、地図上で行き先を指定できるので大変便利なツールです。
バンドン市内からスタジアムまでは「Grab」で12万ルビアほど。日本円で1200円。まあ、日本の感覚からしたらかなり割安です。僕の自宅から埼玉スタジアムまで電車で行くと900円くらいかかります。
しかし、ここで「Grab」に頼ってしまったのでは「蹴球放浪家」の名前が泣きます。なんとか、公共交通機関を使う方法を調べました。
すると、バンドンに新しい公共交通機関として登場したBRTに乗ればシャトル乗り場まで辿り着けるということが分かりました。「BRT」というのは「バス・ラピッド・トランジット」の略。道路にバス専用車線を設けることで交通渋滞を避けて高速運行ができる交通機関です。乗客は鉄道駅のようなバス乗り場から乗車します。
調べたところ、バンドン駅付近からだとまず「4号線」に乗ってリューパンジャン・ターミナルまで行って、そこから「1号線」に乗れば高速道路を通ってシャトル乗り場まで行くことができます。