■日本有利のアジア開催

 日本にとって有利なのは開催地がインドネシアになったことだ。

 もともと、今大会は南米のペルーで開かれることになっていたが、現地ペルーでの開催準備が間に合わず、ペルーは開催権を放棄。一方、インドネシアではU-20ワールドカップの開催が予定されていたが、イスラエルがヨーロッパ予選を勝ち抜いて出場を決めたことで、インドネシア国内で開催反対の声が上がったので急遽アルゼンチン開催に変更となった。

 インドネシアは人口2億7000万人のうち9割近くがイスラム教徒ということで、反イスラエル感情が強いのである。とくに、来年に予定されている大統領選挙前に政治家たちが世論受けを狙って一斉にU-20ワールドカップ開催反対論をぶち上げたのだ。

 こうして、U-20ワールドカップはアルゼンチンで開催されたが、日本はグループリーグ敗退となってしまった。

 日本は、これまでも長距離移動を強いられる南米開催の大会では好成績を収められていない。2014年のブラジル・ワールドカップでは日本は1分2敗のグループリーグ敗退に終わった。

 これに対して、インドネシアであれば移動距離も短く、時差もわずか2時間。U-17日本代表は、アジアカップを同じ東南アジアのタイで戦った経験がある。また、グループDの開催地、ジャワ島西部のバンドンは標高700メートルほどの高原(盆地)にあるので、他都市に比べて暑さも厳しくない。日本代表の将来のためにも、持ち前の攻撃力を発揮して戦ってほしいものである。

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