■「サッカーの日に盟友の邂逅」

 広島県出身の木村氏は、1981年に日産自動車に入社。背番号10を背負ってゲームメイカー、FKの名手として活躍し、1993年のJ発足後は横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)で「ミスターマリノス」と呼ばれ、1994年を最後に引退した。

 対するラモス氏は、ブラジルから1977年に20歳で来日し、読売クラブに入団して主力としてプレー。1989年11月に日本国籍を取得した後、日本代表の司令塔として活躍し、J発足後はヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の司令塔としてクラブの黄金時代を支え、1998年まで現役を続けた。

 奇しくも2人が再会した11月11日は、サッカーが11対11の人数で対戦することから日本では「サッカーの日」と制定されている。それだけに「日本サッカーの日に盟友の邂逅」とのコメントも寄せられていた。何より、2人の笑顔に多くのファンがパワーをもらったようだ。

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