「僕、タイトルを獲りたいんで。しっかりそこを勝って、タイトルを獲ってという風にしていきたい」
タイトルを獲らなければならないクラブへと移籍したのだから当然の言葉だった。
そんな瀬古は12月3日のアウェイでの鳥栖戦では59分に途中交代で出場し、セットプレーから決勝点を導いている。きっかけは自らが受けたファールで手にしたFKだった。キッカーとしてGK朴一圭と対峙した瀬古のキックは際どいコースに飛んでおり朴は弾き出すのが精一杯。ただ、このFKで得たCKを瀬古が蹴ると、相手のオウンゴールを誘い決勝点となった。
チームを勝たせたという点で、大事な仕事をしたと言えるが、瀬古に満足する様子はみられなかった。
「良かったと言っても、フリーキックはちょっとコースが甘かったし、コーナーキックもオウンゴールなので。あまり満足はしてないです」
セーブされたFKについては「入る時はもっといいところに飛ぶんじゃないかなと思います」と反省。CKについても「味方に合ってたボールではないので」と喜ぶ様子はなかった。そうしたストイックさが日々の居残り練習の原動力となり、加入2年目の今年の活躍にも繋がっているのだろう。