浦和レッズ・大久保智明が、武漢戦後に自身の評価を不合格と語ったワケ。「アタッカーはハイライトに載るとか得点者になるとことが大事」の画像
浦和レッズの大久保智明 撮影:中地拓也

 AFCチャンピオンズリーグ第5節が埼玉スタジアムで29日に行われ、武漢三鎮(中国)と対戦した浦和レッズが2-1で勝利を収めた。

 前節に敗れたことでグループリーグの首位突破が消滅。各地区グループ2位のうち成績上位3チームが決勝トーナメントに進出するレギュレーションで“5分の3”という狭き門を狙うこととなった。他力ともなるが浦和が突破するには2連勝がマストの条件となる。

 浦和は勝点3を目指しホイッスルと同時にハイプレスをかけていく。5分、MF小泉佳穂のクロスをFW髙橋利樹がボレーシュートでネットを揺らすが、これはオフサイド判定。勢いそのままにアグレッシブな姿勢を見せる浦和に得点機が訪れる。DF荻原拓也がクロスを送るとFWブライアン・リンセンがボックス内でファールを受けPKを獲得。37分にDFアレクサンダー・ショルツが左隅にきっちりと沈め先制した。

 その中、40分にはDF大畑歩夢が負傷し、44分には髙橋が相手と激しく接触し脳震盪により交代を余儀なくされる。コーチに呼ばれたMF大久保智明は入念なウォーミングアップする間もなくユニフォームに着替えるとピッチに投入された。大久保は「(髙橋が)意識を失っているような状況だったので、そちらの方が心配でした。個人としては、ほとんどノーアップだったのでもも裏など傷めないことを意識してプレーに入りました」と口にした。

 1-0のスコアで浦和がリードし後半に折り返すも、68分、ロングボールで抜け出したFWダヴィドソンに一瞬の隙を突かれて失点。勝利が欲しい浦和はボールを支配しながら相手陣内に攻め入るも堅い守備の前に弾き返される。87分には途中出場のFWホセ・カンテのシュートのこぼれ球に反応した大久保が右足ボレーで狙うもキーパーにキャッチされてしまう。90分、ギアを上げた浦和は、大久保がディフェンスラインに潜り込み、浮き球のパスを送ると、こぼれ球を拾ったホセ・カンテが左足で値千金となるシュートを突き刺し2-1で逃げ切った。

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