「フロンターレやサポーターをリスペクトしている」チャナティップが古巣・川崎から2得点も喜ばなかったワケ…本当はもっとユニフォーム交換をしたかったことも明かすの画像
パトゥムの選手として等々力競技場に帰還したチャナティップ 撮影:中地拓也

 BGパトゥム・ユナイテッドの一員として等々力に戻ってきたチャナティップが2ゴールを決めた。11月7日に行われたACL2023/24グループステージ第4節でのこと。

 今年の6月まで所属していた古巣・川崎フロンターレに対しての2ゴールは、意外なことにチャナティップにとって等々力での初得点。嬉しいはずのそのゴールについて聞いてみた。

「もちろん、いい気分です」と話し始めたチャナティップではあったが、喜ぶことはしなかったと話す。

「我々は敗れてしまったので、2ゴールは嬉しいですが喜べません。また、フロンターレや、フロンターレのサポーターをリスペクトしているということもあります」

 改めてゴールシーンを振り返ると、2度の同点ゴール後もチャナティップの表情は険しいまま。喜ぶチームメイトをよそに、静かに拍手する程度だった。

 57分にVARが入り、フレディー・アルバレスが一発レッドで退場に。一人少ないパトゥムではあったが、リスクを取ってカウンターを打とうとする試合運びは怖さがあった。2-2で折り返した前半の戦いも含め、勝ち点1を持ち帰れそうな試合展開にもなっていた。

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