現地時間の11月21日、サッカー日本代表は北中米ワールドカップのアジア2次予選の第2戦シリア戦に挑んだ。5-0で大勝したこの試合の先制点となった久保建英のゴールが称賛を浴びている。
サウジアラビアで行われたシリア戦は、難しい試合になることが戦前から予想された。それは森保一監督の采配にも表れており、16日の第1戦ミャンマー戦では日本代表の“主力”を温存。シリア戦では大きくメンバーを入れ替え、主将の遠藤航や冨安健洋、伊東純也に守田英正など、主軸選手を一気に先発させた。
それでも日本代表はなかなかゴールを奪えないまま時間が経過。前半32分まで、ゴールを割ることができなかった。その均衡を破ったのがラ・リーガで好調を見せる久保だった。右サイドの高い位置にポジションを取っていた伊東にボールが渡ると、このドリブラーはマイナスの位置にいた久保に渡す。
右のハーフスペースにいた久保は、相手選手が縦を切ったこともあってやや中に持ち出すと、左足を一閃。高さとしてはペナルティアークよりも手前の場所だったが、左足から放たれたボールをすさまじい勢いでゴールネットに突き刺さったのだ。パス交換から、あるいはセットプレーからと、さまざまな手でゴールを陥れようと粘った日本代表だったが、久保の豪快な一撃によって先制点を奪うことに成功したのである。