今年で現役生活から引退することを発表している、サッカー元日本代表で北海道コンサドーレ札幌に所属する小野伸二。その貴重な姿が話題となっている。
現在、44歳の小野は「天才」の2文字を欲しいままにしたプロ生活を送った。1998年に浦和レッズでプロ入りすると、オランダの名門フェイエノールトに移籍。そこで目覚ましい活躍を見せ、日本人に希望を与えた。
その後、浦和、ボーフム、清水エスパルス、WSW(オーストラリア)、琉球、そして札幌とさまざまなクラブを渡り歩いたが、鹿島との直接の接点はない。しかし、その鹿島のエンブレムが入ったウエアを着用してカシマスタジアムに姿を表した。11月19日に行われた、本山雅志氏の引退試合のことである。
鹿島で10番を背負い、やはり「天才」と称された男の最後の舞台に、小野も駆け付けたのだ。2人はともに1979年生まれ。日の丸を背負って共に戦った仲でもある。この試合で小野は、本山とともに先発出場。「MO10 FRIENDS」のキャプテンとしてプレーし、華麗な足技で観客を魅了した。