ヤングジャパンが好発進を見せた。11月11日にFIFA U-17ワールドカップインドネシア2023のグループD第1節が行われ、U-17日本代表はU-17ポーランド代表と対戦。1-0で完封勝利を収めた。
後半途中にはスコールによって試合が一時中断するなど、波乱のゲームだった。それまで互いに一歩も許さず、チャンスは作るもののゴールを割ることができない時間帯が続いていた。それだけに、試合中断がどのような影響をもたらすか注目される中で、再開直後に日本がゴールネットを揺らすことに成功する。
それは77分の場面。名和田我空に代わって途中出場した高岡伶颯の左足が歓喜をもたらした。起点は中島洋太朗の縦パスで、ペナルティアーク内にいたFW道脇豊がゴールを背にした状態で、これを自身の右側に落とす。そこにいたのが高岡で、ペナルティアーク内でボールをコントロールすると左足を一閃。目の前には複数の守備者がいたものの、その間を通したボールが強烈な勢いでゴールに。映像ではその軌道を確認するのも困難なほどの弾丸シュートが、勢いよくゴールネットに突き刺さったのだ。
その瞬間、揺れるゴールネットからは大量の水しぶきが飛んでおり、直前の大雨のスゴさを物語ると同時に、まるでゴール後の演出かのような特別感を醸し出していた。