「なんで前半22分でこんな前がかりに」湘南―名古屋戦で、一見するとオフサイドの驚きのゴール生まれる! 異例の高すぎるラインを突いた大橋のカウンター弾の画像
湘南ベルマーレのFW大橋祐紀 撮影:中地拓也
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 11月11日、J1第32節が行われて湘南ベルマーレがホームに名古屋グランパスを迎えて対戦。残留のために負けられない湘南が2-1で勝利して貴重な勝点3を手に入れたのだが、その決勝ゴールが驚きのものだった。

 この試合で先制したのは湘南。前半15分に、中盤からのボールを平岡大陽が相手ゴール前で冷静に折り返し、大橋祐紀がゴールネットを揺らす。これで今季12点目となったチーム得点王がチームに勇気をもたらす得点を生み出すと、追加点を奪ったのも大橋だった。

 それは前半23分のこと。湘南の左サイドを崩そうと高い位置まで攻め込んだ名古屋のパスを自陣ペナルティエリア内でクリア。そのボールがセンターサークル手前にいた阿部浩之に渡る。DF中谷進之介が素早く体を寄せるが、阿部がうまくかわして前進。そこにさらにMF米本拓司も寄せて来るが、態勢を崩しながらもなんとかかわす。

 このとき、阿部の前には左前を走る大橋と、遠く相手ゴール前にいるGKランゲラックのみ。広大なスペースが広がる。阿部は態勢を崩していたことで大橋にスルーパスを出すと、それを受けたチーム得点王はそのまま無人のピッチを力強く前進。そしてランゲラックに一度はシュートを弾かれたものの、そのこぼれをきっちりと押し込んで、この日2度目のゴールをゲットしたのだった。

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