■「それは続けたい」と語る得点の要因
なお、この得点で橘田は公式戦5試合連続でゴールに関わったことになる。起点はACLの蔚山戦で、ミドルシュートで決勝点をマークすると、そこからミドルシュートでゴール、もしくはゴールを演出。そうやって得点に関わり続けていることについて橘田に聞いたが「そうですね……」としばし考えて、
「何か、結果につながっていると思うんですけども。でもいいところに入れてはいるので、それは続けたいなと思います」とだけ述べている。
自らのシュート力、得点力について語るのではなく、シュートを打てる場所を見つけること。そしてその場所に入っていくことを重視していることが分かる。逆に言うと、アンカーのポジションから前線に入っていく選手に対応することの難しさが現れているとも言える。
(取材・文/江藤高志)