J1リーグの首位に立つヴィッセル神戸で、不可欠な存在になっているのが武藤嘉紀だ。現在31歳の武藤だが、プレミアリーグ時代に決めたゴールが再脚光を浴びている。
背番号11はFC東京の下部組織で育った。慶応義塾大学へ進学すると、2013年にユース時代を過ごしたFC東京でキャリアをスタート。翌年にはサッカー日本代表にも招集されるなど、国内で存在感を放っていた。すると2015年にドイツのマインツへ移籍。3シーズンの在籍でリーグ戦66試合に出場し、20ゴールを決めた。
実績を積んだ武藤は2018年に、イングランドのニューカッスル・ユナイテッドに加入する。開幕戦に途中出場してデビューを果たすと、第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦で初めて先発起用された。この試合で決めた武藤のゴールを、スポーツ配信サービスの『SPOTV NOW JAPAN』がSNS上で振り返っている。
武藤はペナルティエリア内の中央で構えていた。すると右サイドからクロスが上がる。そのボールをニアにいた味方が逸らすと、日本人FWの下へ渡った。相手DFに囲まれるも、武藤はゴールに背中を向けてキープ。ターンするように前を向き直すと、そのまま左足を振り抜く。シュートはGKダビド・デ・ヘアの真横を撃ち抜き、ゴールネットに突き刺さった。