J2の清水エスパルスは、地元の高校とのコラボグッズを発表した。卒業生を含めた地元の人々のみならず、サッカーファンを刺激するアイテムとなっている。
静岡は、かねてよりサッカーどころとして知られる。エスパルスが特定の親企業を持たずに発足したのも、地元のサッカー熱ゆえだった。
現在はJ2で戦う清水だが、ジュビロ磐田との今月7日の静岡ダービーが満員御礼となったように、静岡のサッカーへの思いは強い。クラブとしても、その熱をさらに高めるべく、ピッチ外でも懸命の活動をしている。
そのひとつが、静岡市内の高校とのコラボレーション企画だ。2017年から、地元の高校生と授業やプレゼンを重ね、グッズ開発などを行ってきた。
その成果が、10月28日のJ2第40節ロアッソ熊本戦でお披露目される。静岡市立桜が丘高校とのコラボグッズが完成したのだ。
桜が丘高校は2013年、多くのJリーガーや日本代表選手を輩出してきた静岡市立清水商業高校と静岡県立庵原高校が統合して開校された。今年もインターハイ予選で決勝に進むなど、高い実力を示している。
そのサッカーどころの歴史を担ってきた両者の思いが融合した。エスパルスのクラブロゴと桜が丘高校の校章が組み合わされたタオルマフラーや、互いのユニフォームをモチーフとしたキーホルダーなどが完成した。クラブマスコットのパルちゃんが学生生活を送る様子をデザインしたトートバッグなど、ファンにとってはたまらないアイテムばかりだ。