J1ヴィッセル神戸のキックインセレモニーで、OB選手が「まさか」のプレーを披露。SNSでは賛否含めてすぐさま反応が広がった。
神戸は10月21日、鹿島アントラーズとJ1第30節を戦った。首位に立つチームとして、緊張感が走る一戦だった。
相手は強豪の鹿島とあり、一瞬たりとも気を抜くことができない試合になることは必至だった。会場はホーム扱いではあるものの、不慣れな国立競技場。緊張感が高まるのも無理はなかった。
そんな一戦を前に、OB選手が一肌脱いだ。OBである槙野智章氏が、キックインセレモニーに登場したのだ。
通常であれば、タッチラインから軽くボールを蹴り入れるもの。だが、自分らしさを大事にする槙野氏の姿勢は、選手を引退しても変わりはなかった。
ライン際でボールを持った槙野氏は、なぜか2度、ボールを空中へと放っている。自分なりの感触を確かめたのか、半身の姿勢を取ると、左手でボールを持って真顔で構える。次の瞬間には、GKのパントキックのように右足を振り抜き、見事に正面で待つ主審へとボールをヒットさせていた。