■ヴォルフスブルク時代の珍事

 現在フランクフルトでプレーする長谷部は2008年冬から2013年夏までヴォルフスブルクに所属。そのヴォルフスブルクでプレーしていた2011―12シーズンのブンデスリーガ第6節ホッフェンハイム戦で右SBとして先発出場していた。すると、交代枠を使い切った81分に味方GKが退場。ここで“急造GK”に任命されたのが長谷部だった。

 ユーティリティ性の高いプレーヤーとして知られる同選手は、守護神としても奮闘。最終的に1-3で敗れたものの、積極的な飛び出しや正確なパントキックでチームに貢献してみせた。

 そのときのプレー動画をブンデスリーガ日本語版公式エックス(旧ツイッター)が昨年に公開した際にも「パントキックうますぎ」「ハイボールの処理も完璧」と話題を呼んでいたが、今回のジルーの件でもう1度ファンから注目を浴びることになり、「やっぱり伝説だな」と再び称賛されている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3