【川崎、パトゥム戦での戦い方(2)】MF橘田健人が「アンカーのポジションなので…」と話す、中盤で重要視すること……「アウェイはあと1試合だけになる」からこそ求める勝利の画像
10月23日にBGスタジアムで練習に取り組む川崎フロンターレの橘田健人 撮影:中地拓也

 10月24日、川崎フロンターレACL第3戦としてアウェイでパトゥム戦を迎える。日本時間で21時にキックオフするこの試合で何がカギになるのか。試合前日の選手に話を聞いた。(前編から続く)

 川崎はACLでここまで2連勝でグループ1位の座を守っている。1戦目ではアウェイでJDTを破り、2戦目ではホームで蔚山現代を撃破した。どちらも焦れずに戦ったうえでの白星であり、暑さにも対応しながらとなるバンコクでの試合も冷静に勝利を狙うこととなる。

 チームキャプテンである橘田健人は、「明日の試合が大事な試合になるというのはみんなも分かっています」と話す。その理由は、「このアウェイで勝てたら、あとアウェイは1試合だけになる」からだ。今季からホーム&アウェイが復活したこの大会では、厳しい日程の中で国境を越えた移動が必要となる。

 橘田が「移動もあって大変だったんですけど」と話せば、遠野大弥は「違った環境、違った暑さもある」中での難しさを説くように、選手個々への負担は大きい。

 しかし、グループステージでこなさなければいけないその3試合も、パトゥム戦が終われば残るは最終戦の蔚山戦だけとなり、負担が少なくなる中で戦うことができる。橘田が話すように選手間でもそれを共有しているからこそ、勝ってグループステージを折り返したいという気持ちがチームにはある。

  1. 1
  2. 2