J1リーグで首位に立つヴィッセル神戸が、SNS上に1本の動画を投稿した。そこで見られた選手たちの”祝福のやり取り”が話題になっている。
10月5日、神戸に所属するMF扇原貴宏が32歳の誕生日を迎えた。チームではバースデーの選手をパイ投げで祝福するのが定番となっており、扇原にもその順番がやって来た。クラブはその様子をエックス(旧ツイッター)の公式アカウントで披露している。
神戸では誰もが通る瞬間だけに、覚悟を決めた扇原のところへチームメイトがパイを片手に迫る。“射程圏内”に入るとそれぞれ至近距離から、生クリームの顔面への押し付けが開始される。中でも印象的だったのがMF山口蛍のパイ投げだ。
背番号5は下から上へなでるように、扇原の顔にパイを”塗っている”のだ。それを何度も繰り返してクリームがなくなると、今後は器の隅で白くなった扇原の顔を”整え”始めるのである。
山口と扇原は共にセレッソ大阪の下部組織出身。その後はトップチームやロンドン五輪などでもチームメイトだった。信頼関係がある両者だからこそ、手厚くも手荒い祝福になったのかもしれない。