10月1日に行われたJ2リーグ第37節で、19位のいわきFCが首位のFC町田ゼルビアを3−2で下す"波乱"が起きた。その試合後の“勝利のいわきおどり”が注目を集めている。
J2残留争いの渦中にあるいわきが、首位快走中の町田の本拠地・町田GIONスタジアムに乗り込んでの一戦。試合は予想を覆す形での点の取り合いとなり、いわきが前半31分に山下優人の鮮やかな直接FK弾で先制すると、同41分には谷村海那のミドル弾で追加点を奪う。
さらに後半開始早々の1分にカウンター攻撃から軽やかにパスを繋いで最後は遠藤凌がボレーで決めて3−0とリードした。その後、町田の反撃に遭って2点を返されたが、最後まで勝利への執念を保ち続け、価値ある勝点3を手にした。
その試合終了直後に行われたのが、“勝利のいわきおどり”だった。選手全員が横一列に並んで肩を組むと、アウェイまで駆け付けてスタンドを真っ赤に染めた大勢のサポーターの「どんわっせ!」の掛け声とともにステップを踏む。最後は選手、サポーターが一体となってのガッツポーズと大きな拍手で締められた。計3得点、しかも首位撃破の“いわきおどり”は格別だった。