J1のサンフレッチェ広島が、新グッズの販売を開始した。現在開催中の「サッカーではないワールドカップ」の盛り上がりも手伝って、広島人気を後押しするかもしれない。
最近のJリーグクラブは、アパレルにも力を入れている。シャツにしても、定番のTシャツだけではなく、さまざまなタイプを製作している。
最近のヒット作は、ホッケーシャツだろう。鹿島アントラーズなどがアイディアを打ち出すと、北海道コンサドーレ札幌なども販売を開始している。大きめのサイズが他のシャツとは違った風合いを出し、人気となっているのだ。
今月に入り、広島もホッケーシャツの販売を開始した。もちろんベースはクラブカラーの紫、裾や袖、肩部分などに紺の横じまが入ったシャツで、大きめのXLサイズも用意されている。
だが、広島はさらにもう一歩を踏み出した。ホッケーシャツと同時に、「ラガーシャツ」を発表したのだ。
ラグビーは、いわばサッカーの親戚だ。サッカーの試合中、イギリスのラグビー校のエリス少年が突然ボールを手で持って走り出したことが、ラグビーの起源だと言われている。
ラガーシャツ自体は、普段着としてもアパレル各社から販売されるなど、長らくメジャーな存在だった。だが、近しい存在であるはずのサッカー界では、なかなか両者を結びつける発想がなかった。
広島製作のラガーシャツは、ホッケーシャツほどではないものの、やや大きめのつくりになっているようだ。柄は、やはり日本では定番の横じま。紫と白が交互に重なる、目にも鮮やかな出来となっている。