■観客を呼べるサッカー
そんなわけで、年とともにフクアリへ足を向ける回数も減っており、今シーズンは一回もホームでジェフ千葉を見ていなかったというわけである。自宅から遠いフクアリに行くためには、何らかのモチベーションがなければならない。
さて、この日は蘇我の駅前でちょっと早い夕食をとってから(この日のキックオフは18時)フクアリに向かった。すると、フクアリの前の光景が想像していたものとちょっと違っていた。
何しろ、人が大勢いたのだ。試合開始にはまだ間があるというのに、ホーム側ゴール裏からはかなりの歓声が聞こえている。
チームがJ2中位に定着してしまって以来、千葉の観客動員は伸び悩んでいた。6000人から、多い時でも9000人といったところだ。
だが、9月23日の仙台戦には1万3686人が来場した。
人数だけではない。歓声に包まれたスタンドには熱気がこもっていたのである。