10月3日、川崎フロンターレが劇的な勝利を手にした。ACL第2戦として行われた等々力での蔚山現代戦で1-0の勝利を収めたのだ。
川崎にとって、難敵だった。ACLの舞台で立ちはだかった相手と同じグループとなり、2年連続で戦うこととなった。集中開催となった昨年は1分1敗。ホーム&アウェイでの開催となった今年は久々に、来日しての勝負となった。
この試合を支配したのはフロンターレ。前半からテンポ良くつないでゴールに迫るが、一方で、なかなかゴールには至らない。それでも後半44分、遠野大弥のアシストから橘田健人がスーパーゴラッソを決めて、スコアを動かしたのだ。
後半アディショナルタイムまであとわずかという状況で決めたこのゴールを決めた橘田は、ベンチに一直線。仲間の祝福を受けてもみくちゃになった。
しかし、輪に加わらなかったのが遠野だった。アシストを決めただけでなく、橘田と仲のいい遠野はそのセレブレーションに姿を見せず。そこで橘田は、立ち上がると同時にその“相方”の元へ。すると、遠野は橘田に強めのハグをプレゼント。背番号8はピッチに戻ろうとするも、遠野が離さず熱くハグを続けたのだった。