川崎フロンターレに新たに加入した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス。初めて試合に出たのは9月15日のFW東京戦と時間がかかったが、その後、ACL初戦のJDT戦、そして、国立競技場での湘南ベルマーレ戦とチームは全勝している。
ゴミスがチームにもたらしたものとはいったい――鬼木達監督、日本人ストライカー3人、そして、本人に聞いた証言をまとめた。今回のその最終回で、ゴミス本人が口にした手応え感じたことを紹介したい。
FWゴミスが試合に始めて出場したのがFC東京戦で、そこからチームは3連勝しており、しかもすべて完封している。チームにとっては久々の連勝となったこともあって、JDT戦後のミックスゾーンと湘南戦後の26日の練習後に似た質問をした。
それは、「バフェ選手が試合に出始めてからチームは2(3)連勝しており、バフェ選手の効果も大きいように感じますが、本人としてはどのように感じているか」といったものだ。
まずJDT戦後は、「気持ちよくできたと思います」と口を開いたうえで、次のように続けた。
「2試合目でチーム2勝目ですね。非常に嬉しいです。今は2連勝してますけど、その前にはチームは苦しい中にあった中で、そこでチームが自信を少しずつ取り戻していっていることは重要だと思うし、ストライカーとしても大事なことだと思います。
ゲームの中では、試合途中でレフェリーに抗議をして時間を稼いだんですけど、そういった自分の経験を生かしてチームメイトとサポートする、そういった貢献することも大切だと思ったので、それを心がけました。そしてまた新加入でいますので、新しいエネルギーとスピリットを注入することも大事だと思います」
自身への称賛を正面から受けず、チームの状況に好感を持っていること、そして、チームにいかに貢献するかを話したのだった。