J1の横浜F・マリノスは9月19日、ホームで臨んだAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦に敗れた。Jリーグファンにとっては残念な結果となったが、J1王者を下した相手チームの選手に注目が集まっている。
横浜FMは過去5回、ACLに挑戦している。昨年もアジアの頂点を目指したがベスト16で敗退し、過去最高記録を塗り替えることはできなかった。
今回の挑戦で、初戦でホームに迎えたのは仁川ユナイテッド。韓国のKリーグ1で3位となったチームだ。
試合は仁川のカウンターにオウンゴールを誘発され、先制を許す苦しい展開。前半のうちに2点を取り合う展開となり、後半は仁川が2ゴールを追加して勝点3を持ち帰った。
Jリーグファンにとっては悔しい結果となったが、相手のプレーには称賛が送られている。後半の2ゴールを挙げたのは、交代で入ったエルナンデス・ロドリゲス。このブラジル人FWは見事なプレーを見せていたのだ。
75分には自陣からのカウンターで、力強いドリブルで持ち上がったジェルソ・フェルナンデスからのラストパスを冷静にファーサイドに流し込んだ。その4分後には横浜FM陣内でこぼれ球を拾い、じりじりとペナルティーエリアに迫ると豪快に右足を振り抜きゴール左を射抜いた。
エルナンデスはブラジルの名門グレミオのアカデミー出身。2020年に韓国に渡って2部リーグで3シーズン戦い、いよいよ花を開こうとしている。