9月17日、J1リーグ第27節が行われ、パナソニックスタジアム吹田でのガンバ大阪とアルビレックス新潟の一戦は1−1ドローで試合終了。勝点1を分け合った中で、新潟の三戸舜介の右足同点弾が称賛を集めている。
ホームのG大阪はルヴァン杯2試合を含めて公式戦4試合勝利なし(1分け3敗)。対する新潟は、天皇杯1試合を含めて公式戦3試合勝利なし(1分け2敗)でJ1残留へ向けても勝利が欲しい一戦だった。
その試合は0−0で前半を終えると、後半18分にG大阪が食野亮太郎のミドル弾で先制点を奪う展開となった。その後もチャンスを迎えて“押せ押せムード”だったパナソニックスタジアム吹田を、失点直後の後半19分から途中出場した三戸舜介が静まり返らせた。
後半38分、新潟が相手陣内でパスを繋いだ中、三戸が中央へ移動して相手DFラインの前でパスを呼び込む。そこに千葉和彦から鋭い縦パスが入ると、三戸がスルー。その後方にいた高木善朗がダイレクトでのポストプレーでボールを落とし、ペナルティエリア手前の位置で三戸が前を向いてボールを受けた。
ここでシュートの選択肢もあったが、切れ味鋭いドリブルが魅力の20歳は“閃き”を見せ、絶妙のボールタッチで前方にいたDF佐藤瑶大の股の間を抜いて一気に加速。フリーで抜け出すと、そのまま冷静に右足を振り抜き、ゴール右隅に同点ゴールを突き刺したのだ。