現地時間9月16日、スコットランド・プレミアリーグ第5節が行われ、小田裕太郎が所属するハート・オブ・ミドロシアン(通称ハーツ)が2−0でアバディーンに2−0の快勝。小田の先制弾が称賛を集めている。
兵庫県生まれの小田は、U―15時代からヴィッセル神戸の下部組織で育ち、各年代別の日本代表に名を連ね続けた逸材アタッカー。2020年にトップ昇格を果たし、19歳でJ初ゴールを決めたが、選手層の厚さに自身の怪我もあってレギュラー定着ならず。飛躍を目指し、2023年1月にハーツに完全移籍した。
加入2年目のシーズンを迎えている小田。右サイドハーフとして開幕から5試合連続出場を果たすと、前半14分に大仕事をやってのける。ルーズボールの奪い合いの中でハーツの背番号10番、北アイルランドMFリアム・ボイスが中盤でボールを拾うと、右サイドを駆け上がった小田へパスを送る。
ここから小田が輝く。ペナルティエリアの角でボールを受けると、相手DFと対峙しながら縦にボールを動かし、その後に鋭く右足を一閃。放たれたシュートは相手に当たってコースが変わりながらも、凄まじい勢いで逆サイドネットに突き刺さった。