鹿島アントラーズ「VARが壊してしまった試合」も守り切り勝利【鹿島アントラーズvsセレッソ大阪】原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」の画像
鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 鹿島アントラーズvsセレッソ大阪 (20230916)原悦生(SONYα1使用)
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鹿島アントラーズvsセレッソ大阪 9月16日】

 13分、GKに安易にバックパスしようとした喜田陽は背後から鈴木優磨にボールを奪われた。

 先制ゴールを決めた鈴木は吠えた。

 試合が不穏な雰囲気になったのは、鈴木が中盤でディエゴ・ピトゥカにマイナスのパスを出して、それをピトゥカと喜田が向き合う形で競った直後だった。

 喜田は倒れたが、自然の流れの接触に見えた。 

 香川真司はレフェリーにアピールした。

「レッドカードの可能性確認中」

 スクリーンに映し出されたVAR画面はボールを蹴りに行ったピトゥカの左足が、それを阻止しようとした喜田の左足首上を踏みつけている。

 一瞬の出来事だ。

 モニターを見たレフェリーは躊躇せずにピトゥカにレッドカードを出した。

 退場になったピトゥカは両手を広げ、笑いまで浮かべて拍手のジェスチャーだ。

 抗議した岩政大樹監督にはイエローカード、鹿島のスタッフにもレッドカード。

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