9月16日、J1リーグ第27節が行われ、エディオンスタジアム広島での一戦は、サンフレッチェ広島が2−0でヴィッセル神戸に快勝。貴重な追加点を演出した“ホットライン”に称賛が集まっている。
直近のリーグ戦3勝1分けと好調な広島の強さは、堅守を誇る首位チームを相手にしても変わらなかった。前半7分、右サイドの中野就斗からのクロスに志知孝明がボレーで合わせて先制点を奪う。その良い流れのまま迎えた同30分だった。
中盤でボールを奪った満田誠が、右サイドへボールを送り、中野がドリブルで前進する。そこからマイナスのパスを満田に戻すと、フリーとなった満田がワンタッチでゴール方向への視野を確保すると、そこから右足でクロスを入れる。このボールに加藤陸次樹が反応。ペナルティエリア内でジャンプし、頭で合わせてゴール右隅に突き刺した。
エリア内に神戸DF陣の人数は揃っていたが、まさに“ここしかない”というピンポイントクロスであり、そのボールに“待ってました”とばかりに繰り出した強烈なヘディング弾だった。