J2のツエーゲン金沢とデンマーク発のスポーツブランド・hummel(ヒュンメル)の共同企画による『点字シャツ』がリリースされ、話題を呼んでいる。
このシャツは視覚障がい者支援に繋げるもの。ツエーゲン金沢では「挑戦を、この街の伝統に。」を理念に、視覚障がい者の方と共にサッカー観戦を楽しむ活動を続けている。一方、ヒュンメルは“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をミッションにした取り組みを進めており、昨季はツエーゲン金沢など6クラブ協働で「平和」をテーマにしたチャリティシャツをリリース。
今年は、ツエーゲン金沢と視覚障がい者の関係が深いこともあり、ヒュンメルとして初めての試みとなる「点字」を使用したシャツの製作をすることになった。
完成したシャツは、赤と黒のチームカラーをベースに、重なる手のひらと石川県の県花・クロユリがデザインされ、至る所に点字が加工されている画期的な1枚となっている。
胸部のクラブ名「zweigen kanazawa」、右袖のホームタウン名「かなざわ」、背中上部のクラブ理念「ちょうせんを このまちの でんとうに」がすべて点字で表記され、右胸のヒュンメルのロゴも今回だけという点字ロゴ。シャツの裾部に点字加工で施したクラブ名は、浮き出た文字を指先で触って読み取れるようになっている。