スペイン1部のレアル・ソシエダがSNSを更新した。所属する日本代表MF久保建英の偉業を称えたのだが、見逃せないクセの強さに日本のファンの間で困惑が広がっている。
久保の勢いが止まらない。現地時間9月2日に行われたラ・リーガ第4節で、グラナダを相手に2ゴールをマーク。5-3の快勝に大きく貢献し、開幕戦から4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるという驚異の活躍を続けている。
幼少期から慣れ親しんだスペインへ2019年に戻ったが、3クラブを渡り歩き、なかなか落ち着かない時間が続いていた。だが昨季、それまでの期限付き移籍とは違い完全移籍でソシエダに加わると、9ゴールを記録するなどブレイク。その活躍がただの勢いではないことを、ソシエダでの2シーズン目に証明している格好だ。
グラナダ戦での2ゴールには、他にも重要性があった。それまでも通算16ゴールと乾貴史に並んでいたが、計18得点としてスペインでの日本人選手最多得点記録を更新したのだ。
この偉業達成を、クラブも祝福した。SNSを通じて、新記録樹立をファンに伝えたのだ。
投稿された画像には、奮闘する久保の写真が中央に配置されている。前を見据える姿、得意のドリブル、そして決死の表情と、奮闘する久保がさまざまなテイストで紹介されている。また、日本人としての新記録であることを意識してか、背後には日本の地図などが記されている。
ただし、日本のファンからすると、やや違和感が否めないものとなっている。日本地図は中途半端で、北海道の東側が消えかけている上に、本州との距離が近すぎる。
何より目を引くのは「漢字」だ。「久保建英」と筆のような筆致で大きく名前が書かれているのだが、ぎこちなさは否めない。「保」の「口」の部分も、筆順を守らずにただの四角を描くように一筆で書かれたことが見て取れる。他の部分でも、記号を描くように書かれたことがうかがえる部分が満載なのだ。