現地時間9月3日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第4節で、セルティックは宿敵レンジャーズとの敵地での“オールドファーム”に臨み、1−0で勝利した。その虎の子の1点を決めたのが、サッカー日本代表のFW古橋亨梧だった。
今季最初のダービー戦でチームを勝利に導くゴールを決めた古橋に対しての賛辞が止まないが、それは同じユニフォームを着て死力を尽くして戦ったチームメイトも同じ。いや、それ以上だったのだろう。試合終了後、ヘディングでのパスで古橋のゴールをアシストする形となったセルティックのデンマーク人MFマット・オライリーから古橋への“祝福”が話題となっている。
その“祝福”が行われたのは、試合終了後のピッチ上で実施されたインタビュー時だった。着替えを終えた古橋がカメラの前に立って日本語の通訳の言葉に耳を傾けている最中、後方からゆっくりと歩み寄ったオライリーが、何も言わずに古橋の首、そして体全体を背後から包み込むように抱きしめたのだ。
この突然の出来事に、古橋は照れ笑い。そして小声で「サンキュ」と答える。オライリ―は笑顔のまま、颯爽とその場を立ち去っていった。