現地時間9月2日、イタリア・セリエA第3節が行われ、ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地がアウェイでのナポリ戦で移籍後初ゴールとなる決勝弾を決めた。
昨季2位ながら開幕2連敗となったラツィオが、昨季王で開幕2連勝スタートを切ったナポリの本拠地に乗り込んだ一戦。ラツィオにとっては早くも訪れた序盤の大一番に、鎌田は4-3-3の右インサイドハーフとして3試合連続でスタメン出場した。試合はラツィオが前半30分に先制点を奪うも、直後の32分にナポリが同点に追い付く展開。そして迎えた後半7分、鎌田が大仕事をする。
相手のビルドアップのボールを奪ってのカウンター攻撃だった。中盤の高い位置からフェリペ・アンデルソンがドリブルで持ち上がって中央へ折り返しのボールを送ると、中央のルイス・アルベルトがキックフェイントからスルー。そのボールに後方から走り込んだ鎌田が、左足でのボールタッチで斜めに持ち運ぶと、そこから鋭く左足を振り抜いて逆サイドとなるゴール右隅へ。相手DFの股の間を通す技ありのシュートを突き刺した。
ゴール後、シュートした勢いでピッチ上に倒れ込んだ鎌田だったが、すぐに立ち上がってペナルティエリア内で歓喜の雄叫び。イタリア代表FWのチーロ・インモービレから熱い抱擁を受け、次々とチームメイトから祝福された。