フランス・リーグアンのモナコは、第3節のMVPに南野拓実を選出した。選出を報告するSNSでの動画が、ファンの歓喜と興奮の声を呼んでいる。
南野が力強く復活の道を歩んでいる。リーグ戦3試合を終えたばかりだが、そのうち2試合でMVPに選ばれている。
セレッソ大阪からヨーロッパへと羽ばたいた南野は、2020年1月にレッドブル・ザルツブルクからプレミアリーグのリバプールへと移籍。カップ戦では活躍するものの、リーグ戦ではなかなかチャンスを与えられなかった。
昨夏には、出場機会を求めてモナコへの移籍を決断。心機一転を図ったが、徐々にベンチから出る回数も減っていき、リーグ戦18試合出場で1ゴールに終わった。
新シーズンを迎え、風向きが変わった。レッドブル・ザルツブルクでもタッグを組んだアドルフ・ヒュッター監督が就任したチームで、開幕戦からスタメン出場。開幕戦で1アシストすると、続く第2節には2ゴール1アシストという働きぶりでクラブ選出のMVPに輝いた。
続くナントとの第3節は3-3の引き分けに終わったものの、南野は活躍を継続。開始15分までに2点を先制されたが、前半27分にゴールを奪い、反撃ののろしを上げていた。その活躍ぶりに、モナコは2試合連続で南野をMVPに選出していた。
クラブのSNSでMVP選出を報告するとともに、南野のナント戦でのプレーぶりが動画で紹介された。ヘディングでのゴールシーンも収められているが、腕を巻きつけてくる相手の守備にも負けずに前進を試みる様子や、タックルにも倒れず仕掛ける姿が映し出されている。