■「あの雰囲気でやりたかった選手はいっぱいいた」
実際、このJDT戦では途中出場という立場だった瀬川祐輔が22日、JDT戦でベンチ入りした選手の想いを次のように代弁している。
「あの雰囲気でやりたかった選手はいっぱいいたと思う」
先述したように、交代枠は5だが、ベンチメンバーは12。チャンスは増えるが、試合後の悔しさも増える、そんなレギュレーションである。
だからこそ、マレーシアから帰国直後に迎える24日のJ1湘南ベルマーレ戦に向け、「(JDT戦では登録)人数が多いから出てない人もいて、そういう人たちの気持ちの入り方だったり、そういうのをうまくプラスに働いたらいいかな」(瀬川)と、次の試合でその悔しさを発散できる可能性について話したのだった。
ACLは初戦を終えたばかりで、グループステージは5試合が残っている。そして、リーグ戦とベスト4に進出した天皇杯もある。タイトルを狙い、そして、悲願のアジア制覇を目標とするチームにとっては、これからが重要な時期となる。
まだ2連勝ではあるが、それでも、この価値ある連勝を今後につなげられるか。フロンターレの逆襲が、きっと始まる。