■「やはりその後も取りたかった」

 8月26日に等々力で行われた札幌戦で川崎は前半に2失点を喫する厳しい展開に。そんな試合は0-2で折り返した53分に岡村大八がDOGSOで退場に。VARを経て覆った判定の結果、11人の川崎が札幌を押し込み、67分に脇坂が得点。さらに71分には佐々木旭の同点ゴールへと結びつけた。

「フロンターレは1点取ったら畳み掛けるというところをコンセプトにしているというか、相手がさあ行くぞという時に自分たちが畳み掛けていって得点を奪っていくっていうところの意識はずっとあった中で、あの(2点目の)ゴールだったので」

 そう話す脇坂は「やはりその後も取りたかったですね、シュートチャンスはありましたし。そこをチームとして決めきるところが足りなかった」のだと悔しげにうつむいた。ホームの声援の後押しを受け、押せ押せの展開に持ち込んだ川崎ではあったが、2失点の札幌を相手に崩しきれず、逆転の3点目は奪えず。2-2の引き分けの結末となった。

(取材・文/江藤高志)

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