8月26日、J2リーグ第32節が行われ、ヤマハスタジアムでの一戦はジェフユナイテッド千葉が3−2でジュビロ磐田に勝利した。試合に敗れた磐田だったが、2得点を決めた18歳FW後藤啓介には絶賛の声が多く届けられている。
試合開始1分での失点で出鼻を挫かれた磐田は、前半17分、44分にもゴールを許して前半を0−3のスコアで折り返すことになった。この劣勢の中、試合の流れを変えるために後半開始から古川陽介とともにピッチに投入されたのが、身長191cmの期待の長身ストライカーの後藤だった。
後半16分に自身6月11日以来のゴールを決めて反撃の狼煙を上げると、そこから18分後の同34分だった。ボールをキャッチしたGK三浦龍輝が、パントキックで前線のスペースへ鋭いパスを送り込んだところからのカウンター攻撃。
相手陣内の左サイドでボールに追い付いた後藤は、タッチライン際からドリブルを開始して前進すると、滑らかなシザースフェイントから中央に持ち出して相手DFのタックルをかわす。そしてゴール中央、ペナルティエリア手前の位置から思い切り良く右足を振り抜き、強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺した。