今夏、J1の名古屋グランパスからサウジアラビアのアル・タアーウンFCへ移籍したマテウス・カストロが、移籍後初ゴールを決めた。日本時代と変わらない”悪魔の左足”に、Jリーグのファンからも反響が寄せられている。
8月26日、サウジ・プロフェッショナルリーグの第3節が行われた。マテウスが所属するアル・タアーウンは、ホームでアブハーと対決。1ー0で勝利したこの試合で決勝点をマークしたのが、新戦力のブラジル人ウインガーだった。
その場面は後半の40分、アル・タアーウンは相手陣内深くの右サイドでボールを回しながら、引いた守備を釣り出そうとする。
狙い通り相手DFが食いついてきたところでボールをいったん下げると、今度は右サイドから中央へくさびのパスを入れる。これを受けた味方はそれをヒールで背後に流す。するとそこには背番号16のマテウスが走り込んでいた。
ペナルティエリア手前でボールを持ったマテウスは、左足をゴール方向に向けながら中央へボールを運ぶ。そしてペナルティアークに入ろうかというところで、その左足を振り抜いた。
強烈なシュートは一瞬でゴールへ向かい、クロスバーの下を叩いてネットを揺らした。