9月20日は、J2ヴァンフォーレ甲府にとって歴史に残る1日となった。クラブにとって初めてとなる、AFCチャンピオンズリーグの試合を戦った日なのだ。
甲府がJリーグに加盟したのは1999年のことである。人口79万人の山梨県の期待を一身に受けるクラブは、大きいとは言えないクラブだ。これまで戦ったシーズンにおいて、J1リーグを舞台に戦ったこともあるし、残留を連続でした経験もある。それでも、J2を舞台にしたシーズンの方が多い。
そんなクラブにとって、昨年、初めて国内のメジャータイトルを手にした。天皇杯において、サンフレッチェ広島を撃破。J2クラブながら、その頂点に立ったのだ。そしてACL出場権を獲得し、今季、その大舞台に挑むことが決まっていた。
その初戦の相手は、メルボルン(オーストラリア)。歴史的な一戦は、アウェイゲームとして行われることとなった。このカードが決まったのは8月下旬ではあるが、偉大な一歩を見せるチームを応援しようと、多くのサポーターが現地に駆けつけた。